【反対する会ニュース】

記事一覧

名古屋市営地下鉄ホームのシールはがした男が逮捕

名古屋の愛知県警千種署は、19日までに、名古屋市営地下鉄今池駅で、
ホームに貼られていた「女性専用乗車口」と書かれたシールをはがした男を逮捕したと発表した。

逮捕されたのは、名古屋市内に住む44歳の無職の男で、2月18日夜8時40分ごろ、今池駅ホームの「女性専用乗車口」と書かれたシールの一部をはがし、器物損壊の容疑で千種署に逮捕された。
調べに対し、「女性専用車両の制度に納得がいかなかった」などと供述しているとのことだが、女性専用車両に納得がいかないからといって、このような犯罪を犯して良いということにはならない。もちろん、この44歳の無職男は、当会とは全く無関係であり、思い当たる人物もいない。
今回の一件も、愛知県内で朝日新聞を購読している会員が報道で気づいたものである。

当会はあくまで、合法的な範囲の中で活動することをモットーとしている団体であり、この44歳無職男の所業については、強くこれを非難するものである。


情報元:朝日新聞・2月20日朝刊 名古屋地域面

  • 2017年02月22日(水)23時48分

関西の鉄道事業者が、女性専用車両への男性障害者の乗車要件を変更

関西の主要鉄道事業者が、昨年(2016年)あたりから密かに、「女性専用車両に乗車できる男性障害者・介護者の要件」を変更している。

関東の鉄道事業者は、「障害者・介護者は、男性も女性専用車両に乗車可能」としているのに対し、関西の鉄道事業者の多くはこれまで、「障害者か介護者のどちらかが女性の場合、乗車できる」などとしていて、「女性が同伴でなければ、男性の障害者や介護者の乗車を認めない」と取れる案内をするところが多かったのだが、これを関東と同じように、男性の障害者の単独乗車や、障害者・介護者の双方が男性の場合も、女性専用車両への乗車を認めるように変更した。

これは、総務省・近畿管区行政評価局に対し、男性の障害者サイドから、「男性の身体障害者やその介護者も利用できることを周知してほしい」という申し出があったことから、行政評価局が、国交省・近畿運輸局に働きかけ、実現したもの。

2016年7月に阪急電鉄が、プレス発表等は全く行わず、利用客もほとんど知らない間に車体の女性専用車両ステッカーや駅の案内表示をすべて貼り替え、「いつのまにか」障害者男性の乗車要件を関東と同じにしたのは、当会の活動報告(2016年11月 関西本部・阪急京都線非協力乗車会の報告)でも触れた通りだが、実は南海電鉄・泉北高速鉄道・阪神電鉄・神戸電鉄・近鉄なども同様に「いつのまにか」変更していたことが分かった。

そもそも女性専用車両は、実際には年齢や障害の有無に関わらず、男性であっても誰でも乗れる車両である。それを、あたかも女性以外乗れないかのように「女性専用」という名前をつけ、さらに、「例外規定で男性の障害者も場合によっては乗れる」かのような案内をしていること自体問題だが、今回、それが少しは「マシ」になったような印象を受けるかもしれない。
しかし実際には、鉄道事業者が「女性専用車両に乗車できる男性障害者・介護者の要件」を利用客に広く知られないよう密かに変更したため、行政評価局→近畿運輸局からの指導を上手くかわしたような格好になってしまい、とても「マシ」になったとは言えない状況である。

関西では、階段や改札などに最も近い、一番便利のよい位置に女性専用車両が来る場合が多く、しかも終日実施路線も多いので、移動の困難な男性の障害者が女性専用車両を避けるため、かなりの負担を強いられるといったことも多々起きていると思われる。だからこそ、「男性の障害者も女性専用車両を利用できる」ということを告知し、男性の障害者が一番便利な車両に乗車できるようにするべき(本当は女性専用車両など行うべきではない)なのだが、しかし今回、各社ともあくまで、ステッカーや駅の案内表示などをプレス発表などは行わず、「こっそりと」貼り替えたわけで、これでは、こうしたことに深い関心を持っている人以外、利用客はなかなか気がつかないだろう。
そして、この先も男性の障害者が、「女性専用車両を利用できるからと乗車したのに、女性客からひどい攻撃を受けた」といったことが起き続けるであろう。

しかも、女性客から攻撃を受けた男性障害者が鉄道会社に抗議しても、「当社は男性の障害者の女性専用車両の利用は認めていますので問題ありません(=無知な女性客が悪いだけ)」などと、上手くかわされてしまうのがオチということにもなりかねない。
そして、制度上は男性の障害者も乗れることを知っているにもかかわらず、「女性客に攻撃されたくないから」と、一般車両まで無理をして移動する男性の障害者が続出することにもなりかねない。

そもそも、女性専用車両は痴漢対策を建前としているだけで、実際には鉄道事業者の商業戦略(各都市の地下鉄などでは、政党の選挙対策)と化している。
このようなものがいつまで、「痴漢対策だから」と存続し続けるのだろうか。

  • 2017年01月31日(火)01時34分

韓国・釜山地下鉄1号線の女性専用車両、正式導入へ。

今年(2016年)6月から韓国・釜山の地下鉄1号線で試験導入されていた女性専用車両が、このたび正式導入されることになったことが、韓国・朝鮮日報などの報道により明らかになった。
韓国ではこれまで、ソウルや大邱等、他都市の鉄道での女性専用車導入計画が反対世論によって頓挫するなど、日本に比べ、かなり反対世論が根強いが、そんな中、釜山の地下鉄を運営する釜山都市鉄道のパク・ジョンフム社長は、「女性専用車両が定着すれば釜山都市鉄道の新たなブランドになる」と述べたとのことである。

日本と同じく、「強制」ではないとはいえ、アパルトヘイトまがいのことをして何が「ブランド」なのか、ちょっと理解しがたいものがあるが、インターネットなどではやはり、「釜山の男たちはまったくのカモだな」・「強制でないなら僕が乗っても制止するなよ」・「釜山交通公社のホームページや電話に集団クレームをしよう」・「高齢者や障害者よりも女性を優先する世の中はおかしい。いっそ幼児や障害者の専用車両を作るべきだ」・「思いやりが強制性を持ったのはいつからだ?俺は乗ってやるぞ」・「釜山を皮切りに地下鉄を運行するすべての街に拡大するなんて話だけは出ないでほしい」 など、多数の反対意見が出ているようだ。

しかし、多数の反対意見が出ているにもかかわらず、女性専用車両の正式導入を強行し、社長が女性専用車を「ブランド」等と発言するあたりから考えて、日本と同様、交通公社にいくらクレームが届いたところで、事実上無視される可能性が高いだろう。
反対意見の中には、「俺は乗ってやるぞ」というものもあるようだが、ここはやはり「韓国版・反対する会」の発足を期待したいところである。

情報元:www.recordchina.co.jp/a150959.html

  • 2016年09月26日(月)00時32分

JR西日本323系の詳細公表。監視カメラも試行導入

JR西日本の大阪環状線に新しく導入する新車両、323系の詳細が発表された。
痴漢対策よりも、女性集客効果を期待していると思われる女性専用車には以前から非常に熱心なJR西日本だが、今回導入される323系においても、やはり女性専用車は継続して設定される。それも、今回は女性専用車のみ車体カラーを他の車両とは異なる色とし、車内の照明の色も変更するなど、これまでにも増して、女性専用車に力を入れた内容となっている。

一方、今回323系に試行的に車内監視カメラが導入されることも発表された。試行的とはいえ、JR西日本の通勤車両としては初めて監視カメラが設置されることとなったが、女性専用車の置き換えではなく、女性専用車は存続したまま、監視カメラとの併設になる。
言うまでもないが、私達は女性専用車の置き換えとしての監視カメラを提唱しているのであって、監視カメラと女性専用車の「併設」など求めていない。

私達はこれまで、(JR西日本に限らず)女性専用車両が痴漢対策と言いつつ、実際にはそこから外れて「女性専用車限定広告」で利益を上げるなど、営利目的になっていることや、導入した結果、痴漢の件数が減っていない路線が多いにもかかわらず、「当社では痴漢の件数は取っていない」 とウソをついてまで女性専用車両を続けていること、つまり「痴漢対策は建前であること」を批判してきた。
そして、「痴漢対策など建前」で、実際には公共の場における不当な差別でしかない女性専用車の廃止と、2009年に関東のJR埼京線で導入され、痴漢が多いことで知られる埼京線での痴漢件数を、約6割も減少させた監視カメラの導入を提唱してきた。

女性専用車両は痴漢でない大多数の男性も含め、同じ運積を支払っているにもかかわらず、男性であるというだけで不利益を与えるものである。つまり、車内での喫煙や携帯の通話などとは異なり、本人の意思や努力ではどうすることもできない、「性別」という生まれつきの属性を理由に公共の場で差別しているのが問題なのである。

「女性専用車両には痴漢対策という正当な理由があるから差別ではない」などという反論をする者もいるが、これまで述べてきたように、そもそも痴漢対策とは名ばかりで、実際には鉄道事業者の営利目的車両になり下がっているのだから、これは「痴漢対策を理由にした、公共の場での差別」 以外の何物でもない。しかも、監視カメラという代替策もあるのだから、本当に痴漢対策をしたいのであれば、そちらに移行するのが筋であろう。

監視カメラを導入しても、女性専用車両が存在する限り、「属性による差別」という問題は解消しない。

情報元
http://www.asahi.com/articles/ASJ6S5Q7WJ6SPTIL01L.html
http://www.westjr.co.jp/press/article/2016/06/page_8850.html

  • 2016年07月03日(日)23時27分

近畿管区行政評価局が、女性専用車両改善求める

各鉄道事業者が運行する女性専用車両について、2月25日、近畿管区行政評価局が鉄道事業を所管する近畿運輸局に対し、男性の身体障害者やその介助者も利用できることを周知するよう改善を求めた。

現在、多くの鉄道会社において、何らかの形で男性の障害者や介護者の女性専用車両への乗車が認められているが、その基準はまちまちで、男性の障害者の乗車を全面的に認めているところもあれば、「障害者か介護者のどちらかが女性でなければならない」などとしているところもある。

近畿地区では、「女性専用車両に障害者の男性も乗れる」ということを、車両やホームなどで表示していない鉄道事業者が多く見られ、評価局の調査によると、関東で女性専用車を実施している15の鉄道事業者のうち、14事業者で表示がなされていたが、近畿地区では、女性専用車両を実施している12事業者のうち、表示を行っていたのは半分の6事業者にとどまった。

さらに関東では先頭か最後尾に女性専用車があることが多いが、近畿地区では中間車両のことが多い。そのため、エレベーターなどから点字ブロックで誘導された先が女性専用車であることが多くなる。「女性専用車両に障害者の男性も乗れるということが知られていない現状で、女性専用車両を避けようとすると、移動距離が長くなる」との指摘があったことから、評価局では、車両の設定の見直しも求めていくとのこと。

当会が以前から指摘しているように、女性専用車両は本来、年齢や障害の有無に関わらず、実は男性であっても誰でも乗れる車両である。しかしながら、実際には男性は乗車禁止であるかのような運用がなされてきた。それでも、障害者の男性よりも健常者の女性を優先するのは、さすがにまずいということなのか、鉄道事業者の多くは、例外規定のように「小学生以下の男児や障害者の男性は乗車可能」 といった案内を行ってきたが、関西の鉄道事業者は、それすら十分に行ってこなかったということである。

本来であれば、「女性専用」という事実に反する表記をやめるか、もしくは「男性が乗車しないことを強制することは出来ない」ということを利用客に隠さず知らせるべきであるが、今回、行政評価局が動いて、障害者の男性は乗車できるということ(本来は誰でも乗れるが・・・)を鉄道事業者にきちんと告知させるよう改善を求めたこと、並びに、点字ブロックなどで障害者が誘導されるような所に女性専用車両が来ないよう、車両の設定の見直しを求めていくことなどを決めたことは、一歩前進であるといえよう。

  • 2016年02月27日(土)00時30分

阪急神戸線に女性専用車

阪急電鉄は3月19日のダイヤ改正より、神戸線の平日朝の通勤特急上下あわせて14本に女性専用車両を導入すると発表した(3月19~21日が土日祝に当たるため、女性専用車両の実施開始は3月22日になると思われる)。女性専用車両となるのは最も神戸寄りの一両。
このところ、関西や名古屋で女性専用車両の新規導入・拡大が相次いでいるが、関西や名古屋は最近になってそんなに痴漢被害が深刻になってきたのだろうか。
かつて、「公共交通は同じ運賃を支払えば誰でも公平に乗車できるのが原則だが、痴漢被害が深刻だからこういう施策もやむを得ない」 として導入された女性専用車両だが、この頃では痴漢云々とは関係なく、「既に定着しているから」と、平然と導入・拡大されている感がある。

  • 2016年01月21日(木)01時22分

名古屋市交名城線・名港線、7月から女性専用車両導入

名古屋市交名城線・名港線で今年(2016年)7月から、女性専用車両が導入されることが判明した。
情報元は以下の資料
http://www.kotsu.city.nagoya.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/007/334/28yosankoukai280108.pdf

資料によると、今年7月から名城線・名港線に始発から午前9時まで女性専用車両を導入することが明記されており、さらにそのための予算として、2200万円が計上されている。
昨年の秋にパブリックコメントを募集して、それから約3ヶ月経つか経たないかのうちにすでに予算に盛り込まれていることからして、恐らく女性専用車両の拡大導入は、最初からほぼ決定事項だったのであろう。つまり、(少なくとも女性専用車両に関しては)パブリックコメントと称して、市民の意見を聞いた「ふり」をしただけで、実は最初から、東山線以外にも拡大することがすでに決まっていた可能性が大である。

ついでに言うと、当記事の一つ前(下)の記事をご覧いただいても分かる通り、募集したパブリックコメントも、女性専用車両の拡大を求める意見より、反対意見の方が断然多かったのだが、それも無視された形である。

当会がすでに過去何度も述べているように、名古屋市交の女性専用車両は痴漢対策ではない。背後で公明党が強く推していることは、当会HPをいつもご覧下さっている方ならすでにご存知であろう。
「そんなことは初耳だ」という方は、以下のページをご覧いただきたい。

(2015年1月の活動報告)
http://fastlast.s45.coreserver.jp/senyou-mondai/report/2015/h-2015-1-nagoya.html

さらに、既にご存知の方も多いかと思うが、昨年(2015年)4月に当会と差別ネットワークとで交通局を訪問した際、交通局の担当者が、「公営だから議員の力というか意見が反映されてしまう」・「言い訳ではないが、公営交通の弱いところが逆に出ている」と、はっきり認めており、「女性専用車両が政治的な力でごり押しされている」ことは、当会や一部の反対派の勝手な想像ではない。
詳しくは、以下のページをご覧いただきたい。

(2015年4月の活動報告)
http://fastlast.s45.coreserver.jp/senyou-mondai/report/2015/h-2015-4-nagoya-city.html

これは女性専用車両に限った事ではないが、政治目的に利用されているものは、その時点ですでに世間で思われている、「本来の目的」からは外れていると見たほうが良いというのは常識である。
交通局は、痴漢対策とは名ばかりの、「日本版アパルトヘイト」と言われても仕方がないようなものを、「防犯対策」を名目に、2200万円もの税金を使ってさらに推進しようとしているのである。
名古屋の反対派の方々も、そろそろ本格的に立ち上がるべきであろう。行動を起こさなければ、世間はいつまでたっても「痴漢対策」という、「うわべの理由」に騙されたままである。


情報元:本文中に記載

  • 2016年01月08日(金)23時18分

名古屋市交・交通事業計画パブリックコメント募集の結果が公表される

名古屋市交通局が、今後の経営計画として、「名古屋市営交通事業経営計画(2015-2018)(案)」をまとめ、今年(2015年)9月30日を期限として
パブリックコメントを募集していたが、その結果が公表された。
http://www.city.nagoya.jp/kotsu/page/0000075741.html

そのうち、女性専用車両についての市民のコメントと、市交通局の考え方は以下の通り。

====================
子どもや女性にも安心してご利用いただける環境づくりについて (31件)

市民意見
・女性専用車両は廃止してほしい。(8件)
・地下鉄の車内にカメラを設置すべきである。(5件)
・東山線以外にも女性専用車両を拡大してほしい。(4件)
・女性は女性専用車両に優先して乗るよう案内してほしい。(2件)
・これ以上女性専用車両を拡大しないでほしい。(2件)
・地下鉄車内のパトロールを行ってほしい。(2件)
・女性専用車両を、車掌のいる車両にしてはどうか。
・女性専用車両を廃止し、代わりに高齢者、妊婦、乳幼児のための車両を作るべきである。
・女性専用車両の拡大は慎重に検討すべきである。
・女性専用車両に色を付けるなど、男性が間違えて乗車してもすぐに気が付くよう工夫してほしい。
・男性専用車両も導入してほしい。
・チャージ機付近に手荷物置場を設置してほしい。
・子どもや女性だけでなく一般の男性にも安心して利用できる環境づくりも忘れないでほしい。
・地域貢献のため、地下鉄駅・市バス営業所を子ども110番事務所としてほしい。

交通局の 考 え 方
子ども、女性、高齢者、障害者、外国人、観光客など、利用者特性にあわせた取り組みを進めることにより、誰もが利用しやすい快適な市バス・ 地下鉄の環境づくりに努めていきます。 女性専用車両は、女性のお客さまに安心して乗車いただけることを目的 として導入したものであり、路線ごとの痴漢被害届出件数などを踏まえて、拡大導入する路線の時間帯・時期を検討していきます。車内カメラの設置には、撮影範囲が限られるなどの制約があることや、多額の費用を要することなどの課題があり、現状では設置は難しいと考えています。

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女性専用車両については、「廃止してほしい」(8件)に対し、「拡大してほしい」は4件で、「廃止してほしい」のほうが明らかに多く、それ以外のコメントを見ても、「これ以上拡大しないでほしい」(2件)・「女性専用車の拡大は慎重であるべき」・「女性線票車両を廃止して、代わりに高齢者、妊婦、乳幼児のための車両を作るべき」など、明らかに否定的な意見のほうが多いのが分かる。
しかしそれにもかかわらず、交通局は「路線ごとの痴漢被害届出件数などを踏まえて、拡大導入する路線の時間帯・時期を検討していきます」などとコメントしている。
パブリックコメントを募集したと言ってもこれは、「女性専用車両を拡大する前に、きちんと市民の意見も聞きました」というポーズを取っているようなものであり、市民の反対意見はほぼ無視されているようなものだ。

ちなみに、先日女性専用車両が終日化された地下鉄東山線では、交通局の発表によると、女性専用車両を朝夕導入していても、平成22年度12件→23年度18件→24年度22件と、件数が減るどころか、近年逆に増えており、女性専用車両に痴漢を減らす効果がないことは明白なのだが、女性専用車両で痴漢は減っていない(逆に増えている)のに、「痴漢が多いから」とさらに拡大導入した。これが逆に減少していたら、「女性専用車両で痴漢が減ったのでさらに拡大」となっていたであろう。

また、女性専用車両で痴漢の件数が減らないとわかると、関西など他地方では、「痴漢被害を減らすため」から、「女性に安心して乗っていただくため」と、理由がすり替えられるケースが見られたが、今回の「交通局の考え方」(上記)でも、「女性専用車両は、女性のお客さまに安心して乗車いただけることを目的として導入したものであり・・・」 などとコメントされており、ここからも痴漢対策のために導入されたのではなく、導入拡大を正当化するために後から理由をつけていることが分かる。

ご存知の方も多いと思うが、市議会で公明党が女性専用車両の拡大を非常に強く推しており、痴漢件数が減ろうが減るまいが、市民の反対意見が多かろうが多くなかろうが、そのようなことは関係なく、初めから「女性専用車両の拡大ありき」なのである。

詳しくは、当会HP内の以下のページに詳しく記載しているので、お時間がある方は改めて目を通して頂ければ幸いである

活動報告2015年1月・名古屋市交通局への意見書提出の報告
http://fastlast.s45.coreserver.jp/senyou-mondai/report/2015/h-2015-1-nagoya.html

  • 2015年11月23日(月)00時40分

泉北高速鉄道・12/7より女性専用車両導入

大阪の泉北高速鉄道と南海電鉄は、12月5日に実施予定のダイヤ改正より、これまで女性専用車両のなかった泉北線に女性専用車両を新規導入すると発表した(女性専用車両の運行開始は12月7日から)
導入されるのは平日朝ラッシュ時の上り、和泉中央発難波行き区間急行のうち、7:20~8:30の間に天下茶屋駅に到着するもの(天下茶屋~難波間、設定解除)
なお、泉北線が直通乗り入れしている南海高野線では、すでに朝ラッシュ時の上り急行に女性専用車両が設定されているが、これに加え、区間急行にも設定されることになる。

泉北線では今回のダイヤ改正で、これまで準急が主だった南海高野線直通列車の多くを区間急行に変更し、さらにこれまで泉北線にはなかった、座席指定制の特急を設定するなど、泉北線の利便性・快適性向上にかなり力を入れたダイヤ改正となっているが、今回、それに合わせての女性専用車両設定であり、ここでも女性専用車両はもはや痴漢被害に対する苦肉の策などではなく、完全に女性向け快適サービスと化しているといえそうだ。

情報元
http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/151008.pdf

  • 2015年10月10日(土)00時56分

名古屋市交通局がパブリックコメント募集

名古屋市交通局が、今後の経営計画として、「名古屋市営交通事業経営計画(2015-2018)(案)」をまとめ、現在、パブリックコメントを募集している。
パブリックコメントの受付は2015年9月30日まで。

(名古屋市交通局事業経営計画(案)本冊子)
http://www.kotsu.city.nagoya.jp/dbps_data/_material_/localhost/_res/about/keiei_keikaku_kondankai/keikaku_booklet.pdf

名古屋市交通局サイトによると、「安全への取り組みの強化、人口減少社会における人口構造の変化への対応など、さまざまな課題に適切に取り組み、その役割を将来にわたって担っていくために、今後の経営の基本方針や具体的に取り組んでいく事業を取りまとめた新たな経営計画の案をまとめました」とのことだが、上記の経営計画(案)本冊子のリンク内、35ページに以下のような記述がある。
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>痴漢等迷惑行為対策として、東山線の女性専用車両の運行時間帯を拡大します。(平日の始発から終発の運行時間帯)
>また、他路線への拡大に向けて検討していきます。
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女性専用車両が、「痴漢等迷惑行為対策」などとは、似ても似つかない別物であることは、これまでからも当会が具体的な根拠も示しながら主張し続けてきたことである。
(当会HP「活動報告」内、「2015年1月 名古屋市交通局への意見書提出の報告」 のページ参照)

また、迷惑行為が常に「男性から女性に」 行われるとは限らないので、拡大理由を「痴漢対策」に限定するならまだしも、「痴漢 ”等” 迷惑行為対策」 とするのであれば、その時点ですでに導入・拡大理由としては不適切である。このあたりからも終日化などによって、痴漢対策とは言いにくくなってきたので、「痴漢”等”迷惑行為」などと、理由をぼかし始めており、女性専用車両が痴漢対策のためにやむを得ず設けられているものではないことが分かる。

名古屋の地下鉄の女性専用車両については、導入当初から公明党が深く関与しており、つい先日も名古屋市交通局の担当者が、交通局を訪問した当会及び差別ネットワークのメンバーに対し、女性専用車両の推進に政治的な力が深く関わっていることを認めたばかりである。
(当会HP「活動報告」内、「2015年4月 名古屋市交通局訪問の報告」 のページ参照)

痴漢対策とはおよそ言えないような代物であることが徐々にばれて来はじめているにも関わらず、公営の交通局がこのようなものをさらに拡大するのはいかがなものか。

情報元:名古屋市交通局HP
名古屋市交通局事業経営計画(案)本冊子

  • 2015年09月18日(金)23時35分
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