【反対する会ニュース】

記事一覧

阪急神戸線に女性専用車

阪急電鉄は3月19日のダイヤ改正より、神戸線の平日朝の通勤特急上下あわせて14本に女性専用車両を導入すると発表した(3月19~21日が土日祝に当たるため、女性専用車両の実施開始は3月22日になると思われる)。女性専用車両となるのは最も神戸寄りの一両。
このところ、関西や名古屋で女性専用車両の新規導入・拡大が相次いでいるが、関西や名古屋は最近になってそんなに痴漢被害が深刻になってきたのだろうか。
かつて、「公共交通は同じ運賃を支払えば誰でも公平に乗車できるのが原則だが、痴漢被害が深刻だからこういう施策もやむを得ない」 として導入された女性専用車両だが、この頃では痴漢云々とは関係なく、「既に定着しているから」と、平然と導入・拡大されている感がある。

  • 2016年01月21日(木)01時22分

名古屋市交名城線・名港線、7月から女性専用車両導入

名古屋市交名城線・名港線で今年(2016年)7月から、女性専用車両が導入されることが判明した。
情報元は以下の資料
http://www.kotsu.city.nagoya.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/007/334/28yosankoukai280108.pdf

資料によると、今年7月から名城線・名港線に始発から午前9時まで女性専用車両を導入することが明記されており、さらにそのための予算として、2200万円が計上されている。
昨年の秋にパブリックコメントを募集して、それから約3ヶ月経つか経たないかのうちにすでに予算に盛り込まれていることからして、恐らく女性専用車両の拡大導入は、最初からほぼ決定事項だったのであろう。つまり、(少なくとも女性専用車両に関しては)パブリックコメントと称して、市民の意見を聞いた「ふり」をしただけで、実は最初から、東山線以外にも拡大することがすでに決まっていた可能性が大である。

ついでに言うと、当記事の一つ前(下)の記事をご覧いただいても分かる通り、募集したパブリックコメントも、女性専用車両の拡大を求める意見より、反対意見の方が断然多かったのだが、それも無視された形である。

当会がすでに過去何度も述べているように、名古屋市交の女性専用車両は痴漢対策ではない。背後で公明党が強く推していることは、当会HPをいつもご覧下さっている方ならすでにご存知であろう。
「そんなことは初耳だ」という方は、以下のページをご覧いただきたい。

(2015年1月の活動報告)
http://fastlast.s45.coreserver.jp/senyou-mondai/report/2015/h-2015-1-nagoya.html

さらに、既にご存知の方も多いかと思うが、昨年(2015年)4月に当会と差別ネットワークとで交通局を訪問した際、交通局の担当者が、「公営だから議員の力というか意見が反映されてしまう」・「言い訳ではないが、公営交通の弱いところが逆に出ている」と、はっきり認めており、「女性専用車両が政治的な力でごり押しされている」ことは、当会や一部の反対派の勝手な想像ではない。
詳しくは、以下のページをご覧いただきたい。

(2015年4月の活動報告)
http://fastlast.s45.coreserver.jp/senyou-mondai/report/2015/h-2015-4-nagoya-city.html

これは女性専用車両に限った事ではないが、政治目的に利用されているものは、その時点ですでに世間で思われている、「本来の目的」からは外れていると見たほうが良いというのは常識である。
交通局は、痴漢対策とは名ばかりの、「日本版アパルトヘイト」と言われても仕方がないようなものを、「防犯対策」を名目に、2200万円もの税金を使ってさらに推進しようとしているのである。
名古屋の反対派の方々も、そろそろ本格的に立ち上がるべきであろう。行動を起こさなければ、世間はいつまでたっても「痴漢対策」という、「うわべの理由」に騙されたままである。


情報元:本文中に記載

  • 2016年01月08日(金)23時18分

名古屋市交・交通事業計画パブリックコメント募集の結果が公表される

名古屋市交通局が、今後の経営計画として、「名古屋市営交通事業経営計画(2015-2018)(案)」をまとめ、今年(2015年)9月30日を期限として
パブリックコメントを募集していたが、その結果が公表された。
http://www.city.nagoya.jp/kotsu/page/0000075741.html

そのうち、女性専用車両についての市民のコメントと、市交通局の考え方は以下の通り。

====================
子どもや女性にも安心してご利用いただける環境づくりについて (31件)

市民意見
・女性専用車両は廃止してほしい。(8件)
・地下鉄の車内にカメラを設置すべきである。(5件)
・東山線以外にも女性専用車両を拡大してほしい。(4件)
・女性は女性専用車両に優先して乗るよう案内してほしい。(2件)
・これ以上女性専用車両を拡大しないでほしい。(2件)
・地下鉄車内のパトロールを行ってほしい。(2件)
・女性専用車両を、車掌のいる車両にしてはどうか。
・女性専用車両を廃止し、代わりに高齢者、妊婦、乳幼児のための車両を作るべきである。
・女性専用車両の拡大は慎重に検討すべきである。
・女性専用車両に色を付けるなど、男性が間違えて乗車してもすぐに気が付くよう工夫してほしい。
・男性専用車両も導入してほしい。
・チャージ機付近に手荷物置場を設置してほしい。
・子どもや女性だけでなく一般の男性にも安心して利用できる環境づくりも忘れないでほしい。
・地域貢献のため、地下鉄駅・市バス営業所を子ども110番事務所としてほしい。

交通局の 考 え 方
子ども、女性、高齢者、障害者、外国人、観光客など、利用者特性にあわせた取り組みを進めることにより、誰もが利用しやすい快適な市バス・ 地下鉄の環境づくりに努めていきます。 女性専用車両は、女性のお客さまに安心して乗車いただけることを目的 として導入したものであり、路線ごとの痴漢被害届出件数などを踏まえて、拡大導入する路線の時間帯・時期を検討していきます。車内カメラの設置には、撮影範囲が限られるなどの制約があることや、多額の費用を要することなどの課題があり、現状では設置は難しいと考えています。

====================

女性専用車両については、「廃止してほしい」(8件)に対し、「拡大してほしい」は4件で、「廃止してほしい」のほうが明らかに多く、それ以外のコメントを見ても、「これ以上拡大しないでほしい」(2件)・「女性専用車の拡大は慎重であるべき」・「女性線票車両を廃止して、代わりに高齢者、妊婦、乳幼児のための車両を作るべき」など、明らかに否定的な意見のほうが多いのが分かる。
しかしそれにもかかわらず、交通局は「路線ごとの痴漢被害届出件数などを踏まえて、拡大導入する路線の時間帯・時期を検討していきます」などとコメントしている。
パブリックコメントを募集したと言ってもこれは、「女性専用車両を拡大する前に、きちんと市民の意見も聞きました」というポーズを取っているようなものであり、市民の反対意見はほぼ無視されているようなものだ。

ちなみに、先日女性専用車両が終日化された地下鉄東山線では、交通局の発表によると、女性専用車両を朝夕導入していても、平成22年度12件→23年度18件→24年度22件と、件数が減るどころか、近年逆に増えており、女性専用車両に痴漢を減らす効果がないことは明白なのだが、女性専用車両で痴漢は減っていない(逆に増えている)のに、「痴漢が多いから」とさらに拡大導入した。これが逆に減少していたら、「女性専用車両で痴漢が減ったのでさらに拡大」となっていたであろう。

また、女性専用車両で痴漢の件数が減らないとわかると、関西など他地方では、「痴漢被害を減らすため」から、「女性に安心して乗っていただくため」と、理由がすり替えられるケースが見られたが、今回の「交通局の考え方」(上記)でも、「女性専用車両は、女性のお客さまに安心して乗車いただけることを目的として導入したものであり・・・」 などとコメントされており、ここからも痴漢対策のために導入されたのではなく、導入拡大を正当化するために後から理由をつけていることが分かる。

ご存知の方も多いと思うが、市議会で公明党が女性専用車両の拡大を非常に強く推しており、痴漢件数が減ろうが減るまいが、市民の反対意見が多かろうが多くなかろうが、そのようなことは関係なく、初めから「女性専用車両の拡大ありき」なのである。

詳しくは、当会HP内の以下のページに詳しく記載しているので、お時間がある方は改めて目を通して頂ければ幸いである

活動報告2015年1月・名古屋市交通局への意見書提出の報告
http://fastlast.s45.coreserver.jp/senyou-mondai/report/2015/h-2015-1-nagoya.html

  • 2015年11月23日(月)00時40分

泉北高速鉄道・12/7より女性専用車両導入

大阪の泉北高速鉄道と南海電鉄は、12月5日に実施予定のダイヤ改正より、これまで女性専用車両のなかった泉北線に女性専用車両を新規導入すると発表した(女性専用車両の運行開始は12月7日から)
導入されるのは平日朝ラッシュ時の上り、和泉中央発難波行き区間急行のうち、7:20~8:30の間に天下茶屋駅に到着するもの(天下茶屋~難波間、設定解除)
なお、泉北線が直通乗り入れしている南海高野線では、すでに朝ラッシュ時の上り急行に女性専用車両が設定されているが、これに加え、区間急行にも設定されることになる。

泉北線では今回のダイヤ改正で、これまで準急が主だった南海高野線直通列車の多くを区間急行に変更し、さらにこれまで泉北線にはなかった、座席指定制の特急を設定するなど、泉北線の利便性・快適性向上にかなり力を入れたダイヤ改正となっているが、今回、それに合わせての女性専用車両設定であり、ここでも女性専用車両はもはや痴漢被害に対する苦肉の策などではなく、完全に女性向け快適サービスと化しているといえそうだ。

情報元
http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/151008.pdf

  • 2015年10月10日(土)00時56分

名古屋市交通局がパブリックコメント募集

名古屋市交通局が、今後の経営計画として、「名古屋市営交通事業経営計画(2015-2018)(案)」をまとめ、現在、パブリックコメントを募集している。
パブリックコメントの受付は2015年9月30日まで。

(名古屋市交通局事業経営計画(案)本冊子)
http://www.kotsu.city.nagoya.jp/dbps_data/_material_/localhost/_res/about/keiei_keikaku_kondankai/keikaku_booklet.pdf

名古屋市交通局サイトによると、「安全への取り組みの強化、人口減少社会における人口構造の変化への対応など、さまざまな課題に適切に取り組み、その役割を将来にわたって担っていくために、今後の経営の基本方針や具体的に取り組んでいく事業を取りまとめた新たな経営計画の案をまとめました」とのことだが、上記の経営計画(案)本冊子のリンク内、35ページに以下のような記述がある。
-------------------------------------------------------
>痴漢等迷惑行為対策として、東山線の女性専用車両の運行時間帯を拡大します。(平日の始発から終発の運行時間帯)
>また、他路線への拡大に向けて検討していきます。
-------------------------------------------------------

女性専用車両が、「痴漢等迷惑行為対策」などとは、似ても似つかない別物であることは、これまでからも当会が具体的な根拠も示しながら主張し続けてきたことである。
(当会HP「活動報告」内、「2015年1月 名古屋市交通局への意見書提出の報告」 のページ参照)

また、迷惑行為が常に「男性から女性に」 行われるとは限らないので、拡大理由を「痴漢対策」に限定するならまだしも、「痴漢 ”等” 迷惑行為対策」 とするのであれば、その時点ですでに導入・拡大理由としては不適切である。このあたりからも終日化などによって、痴漢対策とは言いにくくなってきたので、「痴漢”等”迷惑行為」などと、理由をぼかし始めており、女性専用車両が痴漢対策のためにやむを得ず設けられているものではないことが分かる。

名古屋の地下鉄の女性専用車両については、導入当初から公明党が深く関与しており、つい先日も名古屋市交通局の担当者が、交通局を訪問した当会及び差別ネットワークのメンバーに対し、女性専用車両の推進に政治的な力が深く関わっていることを認めたばかりである。
(当会HP「活動報告」内、「2015年4月 名古屋市交通局訪問の報告」 のページ参照)

痴漢対策とはおよそ言えないような代物であることが徐々にばれて来はじめているにも関わらず、公営の交通局がこのようなものをさらに拡大するのはいかがなものか。

情報元:名古屋市交通局HP
名古屋市交通局事業経営計画(案)本冊子

  • 2015年09月18日(金)23時35分

名古屋市交・東山線女性専用車両拡大告知ポスター・ステッカー貼り出される

名古屋市営地下鉄東山線の女性専用車両が4月から完全終日化されることについて、現在、名古屋市営地下鉄の駅構内などに、終日拡大告知ポスターが貼り出されている。
また、車両のステッカーは、現在の実施時間帯(始発~9時・17時~21時)と、「4月1日から拡大 平日の始発から終発まで」という文言の両方が併記されたものになっている。

東山線の女性専用車両が(痴漢対策ではなく)公明党の要請によって終日化されるということは、当会HPの「活動報告」(2015年1月・名古屋市交通局への意見書提出の報告)の中で詳しく記したとおりだが、実は前回、2008年に当時朝だけだった女性専用車両が夕方にも拡大された際、交通局がそれを告知するためのポスターなどを作成する費用1000万円を含む予算案を市議会に提案していたことをご存知だろうか?(これは2008年3月12日付の中日新聞が報じたもの)

女性専用車両を一度拡大すると、これだけの費用が掛かるのである。しかもその出所は言うまでもなく市民の税金である。そしてそんなものが、実際には公明党の意向による拡大だが、表向き「痴漢対策」で体よくまかり通っているのだ。

今回は先にも述べた通り、車両ステッカーについては、「現在の実施時間帯と、拡大後の時間帯を併記したもの」を使用している。つまり、すでに一度貼り替えられているわけだが、4月1日以降、再度貼り替えられるということであろう。ということは今回、東山線のすべての女性専用車両ステッカーが、枚数にして「2倍」作られているということであり、その分経費も大幅にアップしていると思われる。そして、また繰り返しになるが、その出所は「市民の税金」なのである。

ネットなどでは、「(女性専用車両は)男女差別だ」との声も聞かれるが、それだけではない。
本当は、こういうところにも名古屋市民は怒らなければならないのだが、マスコミ報道が「痴漢対策」一色では、本当のことを知る人はほとんど無いだろう。

情報元:当会名古屋地区会員からの報告
2008年3月12日付 中日新聞

  • 2015年03月19日(木)00時35分

名古屋市交が4月からの東山線女性専用車両終日化を正式発表

昨年末に中日新聞など一部マスコミで、名古屋市交東山線の女性専用車両が終日化されることが報じられたが、
この3月11日付で、名古屋市交通側から正式に発表があった。

交通局発表の資料(http://www.kotsu.city.nagoya.jp/dbps_data/_material_/localhost/_res/about/press_release/20150311-1.pdf)によると、「女性専用車両を設置していない時間においても、東山線は他路線に比べて乗降客が多く、痴漢被害が多いことから拡大して実施するものです」とあるが、
これは、「後から付けた、表向きの理由」である。

2014年6月の名古屋市議会の議事録を見ると、今回も公明党の議員が市議会において交通局長に女性専用車両の拡大を迫ったことが記録に残っており、
それに対して交通局長が、「女性専用車両に対しましてさまざまな御意見をいただいている現状において、女性専用車両を拡大することにつきましては、慎重に検討すべき事項と考えております」
と答弁していることや、それに対し公明党議員が、「あまりにも残念でございます」などと返していたことも記録に残っている。(平成26年定例会6月21日―13号)

これまで、2002年に朝ラッシュ時に導入された際も、2008年に夕方に拡大された際も、公明党が市議会で女性専用車両の拡大を嫌がる交通局(※)に女性専用車両の導入・拡大を強く迫っていたが、今回も交通局が結局押し切られる形で終日化を決定したことが議事録からうかがえる。

(※2006年の市議会において、交通局側が「公共交通機関は誰でも公平に乗れるのが大原則だが、女性専用車両は特別な措置」・「女性専用車両導入後も痴漢の件数に大きな変化は見られない」 という主旨の答弁をして、「女性専用車両の拡大はしたくない意思」を遠まわしに表明している(平成18年9月定例会10月17日-21号))


結局、公明党の意向で拡大するものを、表向き「痴漢対策」と称して、体よくまかり通らせようとしているだけなのである。

よく考えれば分かるが、2002年に朝ラッシュ時に女性専用車両が導入されて13年、夕方に拡大されてからも7年痴漢件数が減らないどころか、近年逆に増えている(下記、交通局発表の資料にも、近年痴漢件数が増加していることが記されている)のだから、「女性専用車両に痴漢件数を減らす効果がない」 ということは明々白々である。
そもそも、朝夕ラッシュ時という、「一番痴漢が発生する時間帯」に設けて痴漢件数が減らないのだから、それ以外の時間帯に設けること自体、ナンセンス以外の何物でもない。

交通局の発表通りだとすると、「朝夕ラッシュ時に女性専用車両を設けているにもかかわらず、昼間などに痴漢が多数発生しているため、全体の痴漢件数が減らない」 ということになるが、
こちら(http://fastlast.s45.coreserver.jp/senyou-mondai/report/2012/jr-west.html)のページ内のグラフを見ていただいてもわかる通り、関西や中京圏よりもはるかに人の多い首都圏ですら、昼間の痴漢発生は少ないという結果が出ている。

しかしながら、今回の件についてのマスコミ報道はどこもほぼ、「痴漢対策」一色であり、これでは国民は「女性専用車両拡大の真実」を知るわけがない。
結果、「女性専用車両反対派は、反対運動をする前に痴漢被害者のことを考えろ。なぜ女性専用車両が必要になったかを抜きにして反対運動をしても説得力の欠片もない」
などといった、「無知であるが故の戯言」を、あたかも「絶対的正論」のように思い込んで主張してくる人間が出てくるのである。

女性専用車両に反対することは、痴漢対策に反対することではない。
痴漢対策という、誰もが反対しにくいうわべの理由で、公共交通機関に本来あってはならない物を正当化しようとする動きに反対しているのである。


情報元
(名古屋市交側からの女性専用車両終日化正式発表)
http://www.kotsu.city.nagoya.jp/dbps_data/_material_/localhost/_res/about/press_release/20150311-1.pdf

(名古屋市議会議事録・「女性専用車両」のワードで検索をかけると、公明党議員交通局長のやり取りなどが出てくる)
http://www.gijiroku.jp/gikai/c_nagoya/index.html

  • 2015年03月13日(金)10時42分

阪急電鉄 「宝塚線への女性専用車両拡大は、人にやさしい魅力ある鉄道サービス」

この一つ下の記事でも述べられているとおり、阪急が3月から宝塚線に女性専用車両を設置すると発表したが、今回の設定について、阪急電鉄ではHP上に何と、

----------------------------------------
「女性専用車両」の導入が、「人にやさしい、魅力ある鉄道サービス」を実現するためのサービス水準向上の一施策であると考え、このたびの宝塚線のダイヤ改正にあわせて・・・(中略)・・・「女性専用車両」を設定します。
----------------------------------------

などと記載し、女性専用車両を痴漢被害が深刻なための「やむを得ない措置」ではなく、「サービス水準向上のための一施策」であることを堂々と明かしている。

女性専用車両は当初、「深刻化する痴漢被害から女性を救うための緊急的措置」として設定されたが、当初から終日実施する路線が存在するなど、
本当に痴漢対策なのか、疑わしい面はあった。

しかし、女性専用車両が設定され始めてから10年余りが過ぎ、大都市近郊路線ならどこでも女性専用車両が当たり前のように存在している状態が既成事実になると、このように平然と、「やむを得ない措置」ではなく、「ウケ狙い」の施策であることを公言するようになってきたのである。

(これは阪急電鉄に限った事ではなく、先日(2015年1月)女性専用車両拡大に関するアンケートを取った福岡の西鉄も、CS(顧客満足度)向上アンケートと称して、女性専用車両の拡大の是非を問うていた)

当会が過去、くり返し述べているとおり、「公共交通機関においては同じ運賃を支払えば誰でも公平に利用できる」のが大原則である。
しかし、「痴漢対策」と称して女性専用車両を導入しておきながら、年数が経って、女性専用車両が当たり前のようになってくると、このように、公共交通機関の大原則を完全に覆しておきながら平気で、「サービス向上のための施策」などと公言してくる。

つまり、「女性専用車両が痴漢対策である」と世間が信じきっているのを良いことにしているのである。

阪急電鉄は、同じ運賃を支払って電車を利用している男性客の立場をどう考えているのであろうか、そして、「痴漢対策だから」と女性専用車両を認め、協力している男性客の心配りを、こうした発表をすることによって完全に踏みにじっていることに気がついているのだろうか。

もちろん、痴漢対策でも何でもない、「ただの女性優遇」・「鉄道事業者のイメージ、CS(顧客満足度)向上策」 (実際にイメージ・CS向上につながるかどうかは別にして)である女性専用車両に協力する必要など、微塵もない。

なお、阪急電鉄は昨年(2014年)5月に当会会員が、「人にやさしい、魅力ある鉄道サービスの、”人”というのは女性客のことのみを指すのか」・「男性客も含めて”人”というのなら、女性専用車両が男性にどうやさしいのか」 などの質問を記載した質問状を送付し、「各質問に個別に回答頂きたい」と明記したにもかかわらず、個別の質問には回答せず、「個別の質問について、回答に該当する箇所がないものについては、回答を差し控えさせていただいている」などとして、肝心のことには全く答えなかった。

しかもその上、当会会員が本名を名乗って質問したにもかかわらず、回答者名を記載せずに「阪急電鉄株式会社運輸部」とだけ記載して返答を返すなど、完全にふざけているとしか言えない対応をしているのである。(詳しくは当会HP「活動報告」内、2014月5月 阪急電鉄への質問状送付とその回答についての報告 を参照頂きたい)

「女性専用車両が痴漢対策である」というウソに気づく人が、少しでも増えることを願ってやまない。

情報元:阪急電鉄HP
http://www.hankyu.co.jp/files/upload/topics/150120takarazuka.pdf

  • 2015年01月22日(木)00時45分

阪急電鉄、宝塚線で女性専用車両を実施

阪急電鉄は3月21日(土)にダイヤ改正を実施する。

宝塚線には3月23日(月)から平日朝ラッシュ時の川西能勢口→梅田間に「通勤特急」が5本運行される。

通勤特急の宝塚寄り先頭車は、女性専用車両として設定される。

情報元:
阪急電鉄プレスリリース(2015.1.20)
3月21日初発より宝塚線のダイヤ改正を実施
新設する 川西能勢口発 梅田ゆきの「通勤特急」に「女性専用車両」を導入します(PDFファイル)
http://www.hankyu.co.jp/files/upload/topics/150120takarazuka.pdf

  • 2015年01月21日(水)22時24分

JR西日本の女性専用車内の鏡面広告、今年度限りで廃止の予定

JR西日本の女性専用車のドアには鏡が設置されており、時折その下に、主に女性向けの広告が掲出される。

当会がこれまで、「JR西日本の女性専用車は痴漢対策とは言えない。そもそも痴漢対策に鏡が必要なのか?」 等と批判してきたものだが、この度、この鏡面広告が今年度(2014年度)限りで廃止となることが判明した。
これは、JR西日本の子会社で、広告媒体を担当するJR西日本コミュニケーションズが、当会会員の問い合わせに対して、明らかにしたもの。

同社によると、「ミラー広告については、女性専用車両にご乗車される女性のお客様の利便性向上を目的として掲出しておりましたが、ご利用の実態を踏まえ、来年度からは取りやめる予定です。ご理解をお願いいたします」とのことである。

単に、「鏡が利用客からあまり利用されていなかったから」なのか、(主に反対派による)「鏡面広告に対する批判の声が大きくなってきたから」なのか、取りやめの理由については定かではないが、見方によっては、「痴漢対策に鏡が必要なのか?」・「女性専用車は痴漢対策ではない」という批判をかわすための取りやめと見ることも出来なくはない。

情報元:
当会会員による問い合わせ

  • 2014年12月14日(日)23時30分
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