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2019年4月 関西本部・JR大和路線、
非協力乗車会の報告

関西本部では2019年4月1日の夜、JR大和路線で乗車会を行いました。
4月1日といえば、いわゆるエイプリル・フールですが、鉄道事業者の運行する女性専用車両は、実は任意でしかないのに、「専用」とウソをついているわけで、JR西日本は、「毎日がエイプリル・フ―ル」です。

一年365日、毎日エイプリル・フールのJR西日本
専用でも無いのに「女性専用」と称する車両が、毎日・終日運行されているJR西日本で非協力乗車。

大和路線 JR難波~王寺(往路)

4月1日の夜、私達はJR難波駅に集合した。

昨年12月、JR難波駅に停車中の列車の女性専用車に乗車していた男性客を、乗務員が私達の目の前で声をかけて次々と降ろし、私達がそれに抗議して以来、当会関西本部では今でも時々、様子見のため、JR難波駅を起点にした非協力乗車を何度か行っている。

4月1日は、いわゆるエイプリル・フールだが、JR難波駅に集合したメンバーの一人が、「女性専用車はウソだらけで成り立っているし、何かエイプリル・フールにピッタリやなあ」と言ったところ、他のメンバーが、「JRは毎日・終日エイプリルフールや」と言ったため、一同大笑い。

さて、私達は改札からホームに降り、18:37発の王寺行各駅停車に乗車するため、ホームに並んだ。
しばらく並んでいると、18:32頃ホームに列車が入ってきた。JR難波駅は現在のところ、終点駅となっているため、列車はすべてここで折り返す。


私達が乗車しようとすると、一人の若い女性客が横から割り込んで先に乗車した。
ひとこと言ってやろうかとも思ったが、私達の戦う相手は女性客ではない。当会では内部でガイドラインを設け、女性客がこちらに話しかけてこない限り、原則こちらから声掛けはしないことにしている。

あくまでも女性客がこちらに話しかけてきた場合のみ、仕方がないから対応するだけで、女性客を攻撃するのが目的ではないのだ。
ネットではその辺を勘違いして、「女性専用車に文句があるなら鉄道会社に言うべき。乗客の女性を攻撃したところで何の解決にもならない」などという意見が結構見られたが、私達はあくまで、女性専用車が任意協力であるということを、鉄道事業者が隠しているから、(そして、それを鉄道事業者に言っても、糠に釘だから)任意であること、つまりは「男性も実は乗れる」ということを周知するために乗車しているだけである。

私達の乗った列車は、JR難波停車中の時点では、ガラガラだった。私達は全員着席。そして、停車中に乗務員などが声をかけてこないかチェックするため、車内から外の様子を注意して見ていた。
JR難波は終着駅のため、車掌と運転士が場所を入れ替わるために、ホームを歩いて移動するので、その際に女性専用車の前を通るのだ。

しばらくして、乗務員と思われるJR職員がホームを歩いて通りかかったが、私達には何も言わず、そのままホームを歩いて通り過ぎていった。またそのあと、清掃員(男性)が車内を通り抜けていったが、やはり私達には何も言ってこなかった。これで良いのだ。

ただ、JR西日本としては、まだまだ男性を乗せないようにすることを諦めてはいない。
ポスターやモニター、さらには車内吊り広告でも、子供や障害者・介護者以外、男性は乗れないように思わせる宣伝を積極的に行って、女性専用車を守ろうとしている。


そして、これはJR西日本に限ったことではないが、「痴漢対策」という理由はすでに完全に有名無実になっている・・・というより、最初から痴漢対策とはおよそ言えない代物であったが、今ではそんなものが半ばあって当たり前になってしまっている。

公共交通機関において、そんなものが当たり前にまかり通ってしまう現状は、おかしいという他ないのだが、やはりここは実際に乗車して、任意協力であることを周知し、少しづつでも形骸化させていくしかない。そして乗車する人数も、今よりも増やしていかなければならない。

(・・・女性専用車両について疑問に思っておられる方、不満に思っておられる方、ぜひ当会にお越し下さい。入会申込フォームよりお待ちしております。)

やがて発車時刻になり、列車はゆっくりとJR難波駅を発車。
発車時点でも、まだ座席は完全には埋まっていなかった。男性客はどうやら私達だけのようである。

次の今宮駅では、さほどの乗降はなかったが、その次の新今宮駅でややまとまった乗車があり、車内は立ち客が出はじめた。
座席に座っている私達の近くにも、若い女性客のグループが立ったが、車内にいる私達のことは全く気にする様子はなく、何気ないおしゃべりをはじめた。それで良いのである。

まだ、非協力乗車が世間に知られていなかった頃なら、車内に男性がいるだけで、大騒ぎになったかも知れない。そこまで行かなくても、かなり警戒されたりしたことだろう。しかし、今では女性専用車が、専用といいつつ実は任意であるということも、以前よりは多くの人が知るところとなり、また男性客が女性専用車にいること自体も、以前ほど珍しくなくなって来ているので、男性がいても別に特別なことでもないという感覚になってきているのかもしれない。

そういう意味でも、普段から乗車活動を行い続けることは、重要なのである。
すぐに目に見える効果はなくても、根気良く続けていれば少しづつ状況も変わってくるものである。

天王寺からはさらに多くの乗客が乗車し、車内はやや混雑の様相を呈してきた。
天王寺でしばらく停車ののち発車。

東部市場前・平野と過ぎて、加美駅で多数の乗客が下車。どうやら女性専用車に階段が近いようである。
今まで混雑していた車内が、一気に空いた。

次の久宝寺駅で、快速の待ち合わせのため、7分停車。
快速からの乗り換え客で、車内は再びにぎやかに。久宝寺から乗り換えてきた女性客が、私達のすぐ横の空席にも着席。これも昔なら、「車内が混雑しているにもかかわらず、男性がいる席の周辺は空いている」などということになっていたかもしれないが、今回そういうことはなかった。

快速が先発した後、さらに新大阪からの、おおさか東線の列車が到着。こちらからも乗り換え客が乗車してきて、車内は再び、やや混雑の様相を呈してきた。

やや混んだ状態で久宝寺駅を発車したが、次の八尾駅でまたまた多数下車。
再び車内は空いた状態に。

志紀駅を過ぎ、その次の柏原駅では快速の通過待ちのため、またしばらく停車。
柏原駅でも、ややまとまった下車があり、車内は空席が目立ち始めた。

しばらくして、駅構内に通過列車を知らせる放送が流れ、ステンレス車体に紺とオレンジ色の帯を巻いた321系の「直通快速」が、柏原駅4番線を勢いよく通過していった。つい先日開通したばかりの、おおさか東線・新大阪から大和路線に直通して奈良まで行く快速である。

そのあと、さらにもう一本、大阪環状線からの区間快速も通過するのだが、ここでアナウンスが入り、その区間快速が遅れているとのこと。そのため、私達の乗車している普通列車も、柏原駅の発車が遅れるようだ。

今日からもう4月だが、外はこの時期にしては異様に寒かった。
私達の乗車している普通列車は、国鉄時代の古い車両(201系)で、乗客がドアを開け閉めするボタンがない。
新しい車両なら、一旦ドアを閉めて車内保温というところだろうが、私達の乗った列車は停車中ずっとドアが空いたままだったため、外の冷たい空気が車内にまで入りこんできて、車内でも寒かった。

やがて、遅れていた区間快速が柏原駅を通過。
私達の乗った列車も、ドアを閉め、5分遅れでようやく柏原駅を発車した。

高井田・河内堅上と過ぎ、列車は山中に入り大阪府から奈良県に。三郷を過ぎて、終点の王寺に着くころには車内はガラガラ。
王寺には19:32ごろ到着した。

王寺駅の駅標(左)と、王寺駅に停車中の列車(右)
ここ王寺駅でも、女性専用車が階段の位置にピッタリと来る。



王寺駅近くの飲食店で休息

王寺駅の改札を出てすぐの飲食店に入り、そこで夕食も兼ねて休息を入れることにした。
そして各自、注文をした後、いろいろと歓談した。

王寺駅近くの飲食店で夕食


いつも当会HPをご覧くださっている皆様なら、今年の2月に、関西からも当会メンバーが札幌に出向き、札幌の地下鉄で乗車会を行ったのはご存知かと思うが、今回は、「また来年も北海道に行きたい」という話になった。
普段、会として定期的に活動を行うことが出来ない札幌で、反対派の存在を示しておくことはもちろん、やはり札幌の会員とも、メールやチャットだけでなく、たまには実際に会って交流を深めておきたいからである。

当会は関東や関西を中心に、札幌や名古屋・福岡など全国にメンバーがいるが、現在、定期的に活動が行えているのは関東と関西だけである。札幌・名古屋・福岡でも現地の会員が時々、単独で非協力(任意確認)乗車しているようだが、定期的に多人数での活動というわけには、なかなか行かないようである。

乗車会を実際に行う際、近年では関東・関西とも、参加者数は大抵3~7人くらいで、多くても10人そこそこだが、そのくらいの人数で乗車会を行えるようにするためであっても、少なくともその5倍~10倍くらいの会員が、その地域に在籍している必要がある、各自仕事などがあって、動ける曜日や時間帯がバラバラであり、まず、全員同時に集まるということは不可能だからである。

また、仕事や家庭の事情などで、やむなく会を抜けていく会員も少なくない。
だから常に新しいメンバーが必要なのである。

もちろん、集団での行動になるので、会内部で問題やトラブルばかり起こすような人や、自分は活動せずに意見や文句だけ言うような人では困るのだが、そうでないなら、反対派の皆様には是非、当会にお越しいただきたい。(入会申込フォーム


大和路線 王寺~天王寺(復路)

王寺で夕食を済ませた私達は、再び王寺駅に戻り、20:26発の快速に乗車することにした。JR大和路線(関西線)では、快速は女性専用車の設定のない221系であることが多いが、この20:26発の快速は201系で、女性専用車の設定がある。

ホームには、王寺始発の20:31発、普通JR難波行が停まっていたが、まだ発車まで10分以上ある。
とりあえず、20:31発の普通列車の女性専用車に乗車し、駅員や乗務員などからの声掛けがないか、確認することにした。

王寺駅の列車発車案内(左)と、31分発の普通列車(右)

王寺始発ということもあり車内はガラガラ、私達以外に女性客が数人いるだけだった。
しばらくして、JRの職員がホームを通りかかったが、私達には何も言ってこなかった。

その後、ちらほらと女性客が乗車してきたが、それでもやはりガラガラ。
やがて、駅構内に20:26発の快速が間もなく到着する旨のアナウンスが流れたので、私達はそちらに乗車するべく
乗車していた普通列車からホームに降りた。

その際、周囲の女性客も何人か一緒に降車。どうやら普通列車の車内で、快速が来るのを待っていたようである。

ほどなくしてホームに快速列車が入線し、私達も周囲の女性客とともに乗車。
快速列車も、車内には十数人ほどの女性客がいただけで、空いていた。
男性客は私達だけのようだったが、周囲の女性客は特に声をかけてくる様子はなかった。

王寺を発車し、次の三郷駅を通過したあたりで、車掌が車内を歩いてきたが、こちらにやってくるかと思いきや、女性専用車のすぐ手前で引き返して車掌室に戻っていった。

トンネルをいくつか抜け、大阪府内に入り、河内堅上を通過。先ほど普通列車で通ったところだが、快速列車だとあっという間にさらに、高井田・柏原・志紀・八尾を通過し、次の停車駅である久宝寺駅に到着した。

ここで、女性客に交じって男性客が3人ほど乗車。そのうち2人は私達が座っていた座席の向かい側に座った。
久宝寺を出ると、加美・平野・東部市場前と、これまたあっという間に通過し、乗車会を終了する予定にしていた天王寺駅に到着。
ここで下車し、解散した。

今回は、JR職員や警備員などからの声掛けは全くなく、また女性客からもやはり声掛けは全くなかった。また、以前に比べ、女性客も私達のことを特に意識しているような様子ではなく、私達のすぐ目の前で、女性客どうし何気ないおしゃべりを始めるなど、以前に比べてかなり状況は変わってきたのかもしれないと思うような感じだった。

以前から当会HPをご覧の皆様なら、2011年の塚口での事件や、2014年の御幣島での事件など、かつてJR西日本が女性専用車に乗車した男性客を排除するために、かなり荒っぽいことをしていたのはご存知かと思うが、今では直接の声掛けは、他の鉄道事業者のほうがむしろしつこい傾向にある。

もちろんJR西日本も、先述の通り、モニターやポスターでの女性専用車の案内を強化してきており、まだまだ女性専用車両に男性を乗せないようにすることを諦めたわけでは無いが、以前に比べて変わって来ているとは言えるだろう。もちろん、最終的には女性専用車が廃止されることを当会としては目指しているわけで、そういう意味ではまだまだとは言えるが、この先も会員数を増やしつつ、さらに活動して行きたいところである。

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女性専用車両に反対する会では、新規入会者を随時募集しています。
当会は男女を問わず、さまざまな年齢や立場の会員が在籍しています。女性専用車両について疑問に思っておられる方、不満に思っておられる方、ぜひ当会にお越し下さい。

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