カテゴリートップ - トップページ

2019年7月 関西本部・JRおおさか東線、学研都市線、
JR東西線等、非協力乗車会の報告

「反対する会」 関西本部では、2019年7月28日の日中、JR西日本のおおさか東線・学研都市線などで、非協力乗車会を行いました。
このところ職員からの声掛けはほぼ無くなり、他の乗客からの声掛けも少なくなってきたJR西日本ですが、女性専用車の土日も含めた毎日・終日実施は相変わらずであり、痴漢対策などは完全に建前で、実際には女性客を引き寄せるための、女性優遇サービスになり下がっています。

いつも言っているように、鉄道事業者は痴漢対策とか、女性への思いやりなどで女性専用車両を設定しているのではありません。
そんな中、またもJR西日本の社員が痴漢を働いて捕まったというニュースが飛び込んできました。

以下、その報告です

JR職員や女性客からの声掛けはなかったものの・・・
また、JR西日本社員が痴漢のニュース

大阪駅からスタート

今回は、JR大阪駅からスタート。次の新大阪駅からおおさか東線に乗り、途中の鴫野からJR学研都市線に乗り換えて、その先のJR東西線、北新地までのルートとした。

14時にJR大阪駅に集合。参加予定のメンバーが少しずつ集合場所に集まってきて、列車の時刻まで集合場所で各自雑談などをしていたのだが、そんな中、会員の一人がスマホでネットのニュースの画像を見せてきた。どうやら、JR西日本の車掌が勤務終了後に車内で痴漢を働いて捕まったらしい。

JR西日本の社員が痴漢を働いたことを伝える、ニュース記事


JR西日本といえば、全国でも珍しい、「土日も含めて、毎日始発から最終まで女性専用車を完全終日実施」している、
女性専用車には大変熱心な鉄道事業者である。
これだけ女性専用車に熱心なのだから、JR西日本は「痴漢対策をそれだけ真剣に考える、
女性を非常に大切にする鉄道事業者なのだ」と思う人もいるかもしれない。

しかしながら、実際には今回のみならず、昨年(2018年)7月には、兵庫県のJR立花駅の駅員が女性の酔い客に性的暴行したとして逮捕されているし、一度など、滋賀県のJR草津駅前で、当日非番だったJR西日本の車掌が通学途中の女子高校生に刃物を突き付けて脅し、近くの公衆トイレに連れ込んで下着を脱がせるという、大変悪質な事例もあった。

もちろん、JR西日本の社員がこんな人間ばかりでは無いのは承知している。しかしながら、「痴漢対策」と称して男性客を事実上排除する車両を、毎日・終日運行している鉄道事業者であるのだから、本来ならどこの鉄道事業者よりも社内のそうした犯罪に対しては敏感でなければならないはずだ。

女性専用車を毎日・終日実施しておきながら、当のJR西日本の社内で痴漢や盗撮が後を絶たないのなら、これはお話にならない。
こういうところからも、JR西日本が痴漢対策というより、営利目的で女性専用車を運行している様子がうかがえる。

痴漢対策とはとても思えない毎日・終日実施のほか、女性専用車限定広告(詳細はこちら)で割高な広告料を取り、女性専用車を商業目的に利用し、さらには女性専用車両をセールスポイントのように、「乗ってますか? 女性専用車」・「終日実施しているからいつでも乗れる」などと宣伝していたこともあるなど、結局、女性に対する配慮・思いやりなどではなく、「女性を優遇して喜ばせておけば儲かるだろう」 という感覚になっているのである。

近年では、JR神戸線の通勤時に運転開始した特急「らくラクはりま」にも女性専用席を設けたが、これもまた女性優遇による増収増益効果を期待した営業戦略である。

やっていることはかつてのアパルトヘイトとそう変わらない、公共交通機関においてはまさに、「とんでもない」ことなのだが、鉄道事業者が、このようなことをまるで当たり前のことのように続けられるのも、世間が女性専用車両(席)を、未だに「痴漢対策・防犯対策」だと思っているということが理由の一つとしてある。

時々、「女性専用車両を無くしたいんだったら、痴漢撲滅にちょっとは協力すれば?」・「痴漢がなくなれば、女性専用車両も必要なくなりますよ」などと言う賛成派がいるが、本気で言っているのならこれは、無知と言わざるを得ない。

女性専用車が営利目的に利用されている以上、痴漢がなくなっても、女性専用車はなくならない。

もちろん私達は、痴漢対策自体には反対ではないから、痴漢の減らない女性専用車と違って、JR埼京線で痴漢6割減の実績がある車内監視カメラや、警備の強化、さらにはどうしても電車に乗るのが怖いという人には私服警官の付き添い乗車など、いろいろ提案してはいるのだが、なぜかこういう提案をすると、今度は何とかしてそれを潰そうとし始める女性専用車賛成派がいる。

結局のところ、そうした賛成派は表向き、痴漢対策だ何だと言いつつ、実際は女性専用車が既得権益化しており、女性専用車自体を守ることが目的になっているのだ。


・・・・・さて、参加予定メンバーも揃い、そろそろ列車の発車時刻も近づいてきたので、私達は女性専用車乗車位置に並んだ。
駅員や他の乗客からの声掛けはなく、到着した大阪14:17発、高槻行き普通に乗車。

車内は座席がほぼ埋まる程度で、数分の停車ののち、列車は大阪駅を発車した。


新大阪~鴫野(おおさか東線)

大阪駅から約3分走って、次の新大阪駅に到着。
今回は新大阪駅からおおさか東線に乗る予定なので、ここで下車。

一旦コンコースに上がって、おおさか東線が発着する1・2番ホームへ向かった

新大阪の駅標(左)と、停車中のおおさか東線列車(右)


新大阪駅のホ―ムには、すでにおおさか東線の久宝寺行が停車していたが、それは敢えて見送って、その次の列車に乗ることにした。
ホームに駅員がいたので、私達が女性専用車位置に並んでも声掛けしてこないかどうか、見るためである。

次の列車は、新大阪14:40発の久宝寺行である。
私達が専用車位置に並んでも、駅員は何も言ってこなかった。そして、その場を去って行った。
どうやら、男性が専用車位置に並んだり乗車しても、声をかけないようにしているようだ。

声掛けがなくなったのは良いのだが、ホームのちょうど女性専用車位置の柱に「女性専用車についてのご案内」のポスターが貼ってあった。

「女性専用車は次のお客様にご利用いただけます」という、女性と男子児童・障害者だけが利用できるかのような内容の、イラスト入りのポスターである。(いつも言っているが、実際には性別に関わらず誰でも利用可能)

JR西日本の京阪神エリアの駅でよく見かける専用車両ポスター


JR西日本の京阪神地区エリアの駅では、大抵といっていいくらいこのポスターをよく見かけるが、新大阪駅でもわざわざ女性専用車位置の柱にそれを貼るところを見ると、声掛けはしなくなったが、男性を出来るだけ乗せないようにすることは、まだあきらめていないようである。

しばらくして次の列車がやってきたので、私達は乗車し、着席した。新大阪折り返しということもあり、乗客はまばらだが、私達の近くの席に一人、スーツ姿の若い男性が座っていた。

そのまま、発車時刻まで少しずつ乗客が乗ってきて、発車直前の時点で、座席がほぼ埋まったものの、まだ少し空席がある状態だった。
私達の向かいの席には子供を連れた親子連れが座っていたが、私達のことは全く気にしていない様子だった。

発車の際、先ほどの駅員が女性専用車位置に戻ってきてホームに立っていたが、やはり私達に声掛けする様子は全くなかった。

新大阪を出ると、すぐに東海道線・東淀川駅の脇を過ぎ(おおさか東線には、東淀川駅のホームがない)その先で高架に上がって東海道線と分かれ、すぐに次の駅、南吹田である。ここで向かいに座っていた親子連れを含め、結構まとまった数の乗客が降りて、車内は早くも空いてきた。

余談だが、南吹田の駅の周辺には、おおさか東線が開通するまで鉄道の駅はもちろん、バス路線もなかったと聞いているが、実際には結構需要のある駅なのかもしれない。

次のJR淡路では、ホームで待っていた男性客が、車体の専用車ステッカーを見て隣の車両位置に移動。やはり男性は乗れないと思っているのか、それとも下手に乗ったらトラブルになるかも知れないと思って避けているのか、いずれにしても私達からすれば、ちょっと残念な光景である。

城北公園通・JR野江と若干の乗降はあるものの、乗車率はほぼ変わらず、比較的すいている状態である。
新大阪から乗っているスーツ姿の若い男性客は、まだ座席にいる。

JR野江を出てしばらくすると、進行方向右側からJR学研都市線(片町線)が合流してきて、しばらく並走して鴫野(しぎの)に到着。

列車はこの先もおおさか東線を久宝寺まで走るが、今回は、ここで学研都市線、京橋方面に乗り換え。
私達は下車したが、新大阪からのスーツ姿の若い男性客はこの先もまだ乗車するようだ。


鴫野~北新地(学研都市線・JR東西線)

鴫野駅で一旦ホームから階段を降り、おおさか東線のホームから学研都市線のホームに移動。
しばらく待って14:57発の西明石行に乗車した。

鴫野駅ホームに入ってきた西明石行


車内は立ち客もそこそこおり、先ほどのおおさか東線よりは人が乗っていたが、それでも混雑というほどではない。
しばらく走って、次の京橋駅で多数の乗客が降りた。

立ち客はいなくなり、座席もところどころ空席が出るなど、空いた状態で列車は京橋駅を発車。そのままJR東西線へ。
地下に潜ってすぐ、次の大阪城北詰駅では、先ほどのJR淡路駅と同様、ホームでまっていた男性客が専用車ステッカーを見て、隣の車両位置までホームを移動して乗車したのを確認した。

職員からの声掛けは無くなったものの、まだまだ私達もこれからさらに活動していく必要がありそうだ。

そのまま大阪城北詰を出て、大阪天満宮駅を過ぎ、乗車会終了予定の北新地駅に到着。
今回はここで解散した。

(このページを読んでの、ご意見ご感想等はご意見フォームまで)

女性専用車両に反対する会では、新規入会者を随時募集しています。
当会は男女を問わず、さまざまな年齢や立場の会員が在籍しています。女性専用車両について疑問に思っておられる方、不満に思っておられる方、ぜひ当会にお越し下さい。

入会申込フォームよりお待ちしております。

カテゴリートップ - トップページ